2023/01/12 19:10

■ワッペン貼付タイプ


ワッペン裏面のタイプには、
アイロン接着加工、シール接着加工、マジックテープ加工、接着加工なしの4タイプありますので説明します。


★アイロン接着加工

市販の商品は、ほぼアイロン接着ではないかと思われます。
アイロンにより熱で接着します。


★シール接着加工

ステッカーのように剥離紙(裏面)を剥がし、貼ることができます。


★マジックテープ加工

面ファスナーやベルクロなどとも呼ばれています。
【A面・フック・オス】と【B面・ループ・メス】を合わせて接着するタイプです。


★接着加工なし

接着加工が施されていると縫い付けづらいため、縫い付けるために無加工にします。


オーダーで作る場合は、裏面のタイプを選択ができる場合がありますが、
今回はアイロン接着の方法や注意点などお伝えします。




貼り方と接着時の注意事項


ワッペンの貼り方は、ネットで検索するといろいろ出てきますが、私のオススメ例を紹介します。


*貼り付ける側の生地にシワがよっていれば、アイロンを掛けておきます。

(1) アイロンの温度を中温(150度前後)にしておく

(2) ワッペンの上にあて布(ハンカチや日本手拭いなど)を置く

(3) スチームアイロンで5秒~15秒体重を掛け強く押し付ける

(4) 裏からも可能ならアイロンを当てる

(5) 完全に冷えるまで(最低10分)は動かさない

(6) 接着が不十分な場合は(3)~(5)を繰り返し


【注意点やポイント】

*あて布がなければクッキングシートを使いましょう

*スチームアイロンがなければ霧吹きを使います

*アイロンは一度押し当てたら動かさない。5秒~15秒経ったら移動する
(シャツのシワを取るようなスイスイと移動させる当て方はしない)

*接着が不十分な場合でもアイロンを長時間当てたり高温で使用しないこと!
(あて布が厚地だと温度が伝わりにくいので薄地に変えましょう)

*防水加工、撥水加工、凸凹した生地はアイロン接着に向いていないので、避けることをオススメします。

*アイロン接着はあくまで簡易接着です。

*洗濯をする場合、生地を裏返して洗濯ネットに入れてください。


ワッペンには色々な形がありますが、鋭角な先端から剥がれやすいです。
先端部分だけでも糸止めするとワッペンが剥がれにくくなります。

少しでも参考になれば何よりです。